2008/8/22 作成
2008年の夏山登山は前年と同様、北アルプスの稜線歩きを満喫するというコンセプト。
日程的に2泊3日で、かつ最終日がお盆の帰省ラッシュに重なることを考慮して、早めの時間帯に下山できるコースで
プランニング。その結果、1日目は中房温泉から合戦尾根を登り燕山荘まで(余裕があれば大天荘まで)、2日目は
常念岳を超えて一気に蝶ガ岳までの10時間オーバーのロングコース、、そして3日目に三股に下山する予定とした。
8月15日(金)
【自宅 03:50】
中央道を使う予定の今回、折からのガソリン値上げ等を踏まえて、八王子で集合するのが最も得策?と考え、
西八王子駅近くのコインパーキングで5:00に待ち合わせすることとする。(5時という設定にも理由あり!笑)
このコインパーキング、1日MAX800円なので3日間なら2400円、遠周りすることの手間、ガソリン代、高速代を
考えたら、たぶんこちらのほうがお得で便利でしょう。
さて5時に集合した理由は1つ、高速道路のETC割引(深夜早朝+通勤割引)をフル活用できるからです。
北アルプス登山によく使う豊科ICは圏央道八王子西ICからちょうど200km弱。ということで須玉ICでの瞬間タッチ
(深夜割+通勤割を利用するため)し、豊科ICに7時すぎに到着。中房温泉までのクネクネ山道を耐え、
8時頃に登山口である中房温泉に到着。着替えを済ませ、あらかじめ予約していた「下山予定の三股までマイカー
を回送してくれる業者」と待ち合わせ。その場で料金(5500円)を支払い、いざ出発!
【中房温泉 08:45】
今日は燕山荘まで合戦尾根を登ればいいだけ(といっても北アルプス3大急登ですが・・・)ので、時間もゆっくり。
天気も曇り気味で暑すぎず、いい感じです。

【第2ベンチ 09:45】
スタートから1時間で第2ベンチへ。(第1ベンチはスルー)

【富士見ベンチ 10:45】
黙々と合戦尾根を登る。10年以上前、はじめて北アルプスを訪れた時は「夜行急行で寝れず」「タクシーで車酔い」「荷物が重い」で、すでに
このあたりからバテバテだった記憶がありますが、いまでは荷物も軽いし自家用車で登山口までアクセスできるし、楽な時代になったものです。
登りなのでシンドイですが、全く苦になりません。

【合戦沢の頭 11:45】
登山口から快調なペースで登り続け、合戦小屋をスルー。昼前に合戦沢の頭に到着。目の前に燕山荘が見える。
10年前はここからがしんどかった記憶があるが、果たして・・・

【燕山荘 12:30】
尾根の頭からあっという間に小屋に到着・・・前回は長い梯子があったはずなのだが、何事もなく到着してしまった。
ルートが変わったのだろうか?尾根に出ると天気はかなり良好!ちょっと風が強く雲が多いのだが、稜線の風下側は
無風状態で暑いくらい。(おかげで行動食のチョコレートがすべて全滅!)

テントを張って一休みし、空身で燕岳に向かう。
【燕岳 13:55】
小屋から低血糖でフラフラになりながらも、なんとか25分ほどで燕岳に到着。天気は相変わらず良いが、雲が出てきた。
15分ほど山頂に滞在し、テントへ戻る。

ちなみに燕山荘は水200円/1L、ジュースが350円/350ml、缶チューハイも350円/350mlなのだが、ビールだけ
やたらと高い。
【夕食@アメリカ製のフリーズドライを紹介!】
さて、いままでの山行記録でさんざんアメリカ製のフリーズドライ食品を紹介してきたわけだが、写真や味、カロリーなどの記事が
まったく無い、ということに気がついたので、今回の山行で使用したフリーズドライを紹介します。
(ちなみにこれらのフリーズドライはすべてrei.comで購入/通販しました。
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まずは夕食編。左側がマカロニチーズ(2人前)
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そして右側がミートソーススパゲティ(1人前)
(マカロニチーズだけでは量とカロリーが少ないので、スパゲティをメニューに追加しました)
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作り方はどちらも至って簡単。お湯を沸かし、規定量を入れて混ぜ、あとは10分程度放置するだけ。
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というわけでパッケージを開けてから20分以内にすべての作業が完了します!
山行中の食料をこのフリーズドライに統一しているため、持参するクッカーは
ヤカンと保温用のチタンコッフェル1つだけ。軽量化にも役立ちます。
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夜中に目が覚めたので外を見てみると、長野方面に大きな積乱雲があり、盛んに稲光が。
距離が遠いので音が聞こえず、光だけが見える落雷というのも貴重な体験。

8月16日(土)
【起床 02:00】
山で嫌いな言葉は、いつ集計しても「ザックアップしてください」「起床」の2つが並び立つと言われています。
そうは言っても今日はコースタイム10時間オーバーの長丁場。登山用語でいう2-4(2時起床4時出発)は、ある意味mustです。
【燕山荘 04:05】
ガスガスの天気のなか、テントを畳み4時に燕山荘を出発。

【小休止 04:55】
夜明け前で真っ暗な上に、ガスガスでヘッドライトの明かりが前を照らせず(霧で反射しちゃう・・・)、ルートがよくわからない。
稜線上の1本道なので辛うじて、という状態。
そして風下側(豊科側)の樹林帯に入ると白い羽虫が大発生中!(あたり一面が白くなるくらい大発生!)
これにはかなり参った。

【切通岩 06:15】
コースタイムからやや押し気味に切通岩に到着。ここで雨具装備を脱ぐ。が、風は強い。
天気はどうやら良い模様。

切通岩から大天荘までの登りから下山者とすれ違うようになる。

【大天荘 07:05】
切通岩から40分で大天荘へ到着。アタックザックを放置し、カメラを持って大天井岳へ。約5分ほど。

山頂からはガスの晴れつつある穂高岳連峰、槍ヶ岳などが目の前にそびえる壮大な眺め。感激です!
【大天荘 07:30】
山頂に10分ほど滞在し、再び大天荘へ7:30に戻る。ここから常念小屋までは快適な稜線が続く「新表銀座のハイライト」と呼ぶに
ふさわしいコース。

【小休止 08:40】
気持ちの良い稜線歩き、ほとんどアップダウンがなく快適に歩ける。
【常念小屋 09:50】
あっという間に常念小屋に到着。大天井岳から3時間のところ2時間弱で着いてしまった。
常念小屋にて常念岳への400mの登りに備え、栄養補給。今日のコースの本番はここから、と考えていたので、ここまではなるべく体力温存。
(10年前に来た時は常念岳から前常念岳を通って三股に下山してしまったので、常念岳〜蝶ガ岳は初体験@自分)

【常念岳 11:10】
小屋から常念岳までコースタイムで1:00。標高差は400m。小屋から見た感じ急な登りでもなく、歩きやすいかなと思っていたが、
結局ジャスト1時間かかって常念岳に到着。

ここから蝶ガ岳にむけて下降開始。2592mのコルまで間にある鞍部まで、ガレた急な下りが続く。歩きづらい・・・

【常念岳〜2592mコル間の鞍部 12:25】
早朝からの行動でそろそろスタミナ切れ?歩きにくい下りが続き、太ももの筋力との我慢大会。泣きが入り始める。
【2462mコル〜蝶槍間の鞍部 13:45】
2592mコルからは樹林帯になるため、蒸し暑い上に木の枝が邪魔で歩きにくく、その上プンプンと虫が飛びまわり、非常に不愉快。
疲れもあって急激にペースダウン。ヘロヘロになりながら2462mコルを越える。蝶槍までの鞍部には小さな池があるのだが、藪蚊がウヨウヨしていて
とてもザックをおろしてゆっくり休める場所ではありませんでした。。。
(この辺、疲れれて写真が一切ありません。写すような風景もありませんが)
【蝶ガ岳ヒュッテ 15:15】
樹林帯を抜け、蝶槍までの登りをなんとか登り切る。稜線に出たとたん、穂高方面からの強烈な風を食らう。おまけに黒い雲がモクモクと・・・
樹林帯で悪戦苦闘していて判りにくかったが、明らかに天気は下降線。

最後は強風に煽られながら、なんとか蝶ガ岳ヒュッテに15:15に到着!朝4時出発だから約11時間行動していたことになる。
コースタイムが10:35だから、なかなか優秀ではあるが・・・。それにしても疲れた×2。いや、疲れた×6くらいか。。。
結局この日は降ったりやんだり、嵐になったりという感じで、一晩中雨が降り続いた。。。
8月17日(日)
【蝶ガ岳ヒュッテ 05:20】
今日はお盆の最終日、中央道は昼から大渋滞が予測されているので、昼前までに「小仏トンネルを抜ける」これが命題。
そのためには下山後の温泉も入れないし、そもそも下山口に8時半くらいに降りなきゃいけない。そのため5時過ぎに下山開始。

【小休止 06:30】
雨上がりのジメジメとした樹林帯、蝶ガ岳から三股に降りる道は昨日と同じ白い羽虫が大々々々々発生中!!!
まともに前を向いて歩けない状態が続く。。

【三股 08:30】
結局急いで帰るために休憩を惜しみ、6時半から8時半まで2時間歩きっぱなし。
しかしそのおかげか、8:30には駐車場に到着。回送を頼んでおいたマイカーで豊科インターへ向かい、小仏トンネルはなんとか11:30ごろに通過できました。
その後、あきる野インター近くのスーパー銭湯で入浴し、解散となりました。
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