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アメリカ本土でいちばん高い山
登山記 |
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提案者はF、ようやく就職活動も終わって、(自分は4月の頭にはほぼ終わってましたが。。。)まだまだ具体的な卒業旅行なんて考えていなかったし、 ただ、仮に何か旅行をするにしても、あても無く東南アジアを彷徨うとか、ヨーロッパを周遊とか、そんなのはなんとなく嫌だった。 そのときは、その話はそこで止まって、あとは就職活動とか、サークルの行方だとか、麻雀だとか、いつものような他愛もない会話に戻って、
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5月末にサークルの主だった4年生の就職活動も終わって、オイオイ!本当に行くか!?という感じで本格的に計画立てが始まった。 まず検討したことが場所、「どの山に登るか」だった。 そんな感じでターゲット選びに苦渋する。カナディアンロッキーも候補に挙がったが、トレッキングで登れる有名な山もなく、それなりに手応えのある山がない。登山旅行の専門旅行会社とか、雑誌だとか、いろいろ調べ上げた挙句に見つかったのが、アメリカのカリフォルニア州・シェラネバダ山脈にあるホイットニー山だった。 まだあまり普及していなかったネットを駆使して調べていくうちに、どうやらホイットニー山は国立公園内にあって、登るには予約(?)permissionが必要だということが判明した。1日の定員が50名?大丈夫なのか?
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入山許可を得るためには申し込みをしなければならない。が、電話を掛けても時差があるし、それ以前に英語しゃべれんし・・・というわけで、拙い英語力を駆使してFAXを送信。(名前と、人数と、日程、入山許可の予約金を引き落とすためのカードの番号と、連絡先を書いて送信。) 2〜3日して、朝早くに現地のレンジャー事務所?から確認の電話がかかってきました。もちろん英語です。 その後ネット書店で現地のガイドブック兼地図を買い、ルートの状況や標高差などから日程を決めていきました。 アメリカには国立公園の管理が進んでいて、こういった予約定員制は多いらしい。オーバーユースによる環境破壊を抑えるためにも、利用者に自然保護を理解してもらうためにも、積極的に公共機関が働きかけている。ホームページも充実していて、アメリカ全土の国立公園の情報が検索できます。 いろいろ調べた結果、登山はSequoia National Park内のMineral Kingをスタートし、Mt.Whitneに登頂後、Whitney Portalへ降りることとしました。その他、調べた結果判ったことは・・・ ※幕営について ※熊について ※水場について
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で、あれやこれやと準備やら申し込みをして登山許可を取得!送られてきたのは下のような紙っぺらです。
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【ようやく出発!】 何はともあれ、同行者Fと事前の打ち合わせを数回行い、食糧の準備は、半分ほど日本で、残りは現地調達とすることにしました。
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母親に成田空港まで送ってもらい、昼過ぎに空港に集合。旅行保険カウンターにて加入手続きをする。 搭乗手続きをして、大きな荷物は割増もなく、無事チェック完了。出国手続き後に夕食(たしか和幸でトンカツだったと思う!)を食べ、出発。 着いた先のロスは時差のため、出発地成田と同日(9/6)の昼過ぎ。日本時間だと朝の4時ごろのはずで、狭い機内での疲れも相まって眠さMAXだったが、時差調整のためにも、昼過ぎで眠るわけにもいかない。 レンタカーの送迎バスに乗り、近くのレンタカー会社(Dollar)に向かう。予約していたのでスムーズに手続き完了。 またこの他にも25歳未満割増が必要で、車社会でレンタカー代の安いアメリカとはいえ、1日当りで見ると、結構高かったような記憶があります。 LA国際空港(LAX)からハイウェイを使ってアナハイムAnaheimへ向かう。大リーグ(エンジェルス)のホーム球場Edisonfieldの近くにあるモーテルに宿を取り、
夕方から、すぐ近くの球場に向かい、当日券を買う。素人ダフ屋にバックネット裏を「$50!」と言われる。最初$15?と聞こえて狂喜したが、たんなる聞き間違い。試合はエンジェルスvsヤンキースだったが、長谷川は登板せず。時差がつらい。 ※初の生大リーグ観戦で知ったこと。「客は意外と少ない」「西海岸でもヤンキースファンばかり」「試合前はどのゲームでも国歌斉唱」
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今日は明日からの登山に備え、食糧・燃料などの準備をする。 ここで不足している残りの食糧(フリーズドライ食糧)やホワイトガソリン(飛行機では運べないので現地調達です)・熊除けの鈴などを買う。 LAは日中は暑いが、乾燥しているので日陰や朝晩は意外と寒い。山の上も・・・と思い、寒さに備えて厚手のアンダーウェアを防寒具代わりに買うが、これが後にかなり活躍する。持参したガイドブック地図ではやはり不安なので、1/25000の地図も買う。 この後、登山中に預かってもらう荷物をレンタカーの返却窓口に持ってゆき、「明日車返して、1週間後にまた車借りるから、預かっていて」と頼むも、つれない返事。 この日もエンジェルスの試合を観ることにする。 この日の試合は、エンジェルスvsホワイトソックス。長谷川が登板してセーブを挙げる。意外と日本人観客も多かった。(長谷川が出ると盛り上がる!)
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【登山日程および地図】 |
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まだ陽も昇らぬうちからチェックアウト(といってもモーテルなので、鍵をしめてフロントのキーボックスに放り込むだけ)、レンタカーを返しにダウンタウンのホテルへ。 ここからタクシーで長距離バスのターミナルへ。 さてさて、長距離バスのターミナルは、これまでのアナハイムとかとは打って変わって怪しい雰囲気。いわゆるダウンタウン、ってやつです。 ※2007年5月現在、グレイハウンドのWEBサイトで調べた結果、LA〜Visaliaは$28、所要時間は4時間50分のようです。 バイサリアという街はセコイア(Sequoia)国立公園の玄関口になっているが、この街から国立公園までの公共の交通機関はなにもないので、レンタカーかタクシーで Sequoia国立公園には、おもに北西部と南西部からのいろいろなアクセスルートがあるが、今回はMineralKingという入り口を使う。バイサリアからは1時間半ほど。
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【9月9日(金) Mineral King〜フランクリンレイク(Franklin Lake)】 今日はMineral Kingを出発し、フランクリンパス(Franklin
Pass)を目指す。夜明け前にテントを撤収し、日の出とともに出発。 ※このころはまだ現在のような「軽量化ブーム」が到来する前だったので、どの装備も軽くないものばかりでした。
地図上では大まかなルートはわかっているのだが、日本の登山道とは勝手が違い、距離感もいまいちはっきりしない。距離表示もマイル(1.6km)だし。
歩き始めて1時間程度、夜は明けたが太陽が昇らない(東側は大きな山脈がそびえているので、陽が差さないのです)なか、丘を越えて、ふと前方を見ると 熊!
げげげ!黒いけど、熊っす。 ふぅ・・・あぶないあぶない。すこし間をおいて、進むことにする。まったく熊の野郎、ビビらせやがって、などと思っていると、 ふたたび前方に熊! しかもさっきより近いし! おまけにこっち睨んでるし!! さきほどと同じ熊のようですが、これではまるでこちらが追いかけているかのようなシチュエーション。かなり拙いっす。。。
シューズにつけた熊鈴は、結局下山までずーっと付けっ放しにすることにしました。 歩き始めて7時間ほど、午後2時過ぎにフランクリンパス手前のFranklin
Lakeのほとりに到着。 水場は30mくらい下の湖。氷河地形なので透き通った青い水ですが、念のため煮沸は欠かせません。
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【9月10日(土) Franklin Lake〜カーンリバー(Kern River)】 夜明け前に撤収を完了し、日の出とともに歩き始める。気温はかなり寒い。 峠を越えて今日はカーンリバーまでゆったり下るだけ。と考えていたが、直射日光がそれを阻む。とにかく暑い・・・暑すぎる。 結局この日は午前中から2人ともバテ気味で、午後はまったくペースが上がらず。
この日からテントサイトで”焚き火”の技を覚えました。というか、ちゃんと火の始末さえすれば、焚き火が自由なんです。 朝晩の寒い時間は焚き火をすることでかなり寒さを凌げることが判りました。大自然の中で焚き火、かなりハマります。日本じゃムリだけど。 ※上にも書きましたが、焚き火をすることが出来るエリア、場所は決められています。
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【9月11日(日) Kern River〜カーンホットスプリング(Kern Hot Spring)】 陽の上がらぬうちから起きだすが、沢沿いなので寒い。陽が照ると暑いのだが。 出発から2時間弱で渓谷の底に到着。 昼ごろ、本日の目的地、Kern Hot Springに到着。ホットスプリング=温泉、そう、ここは大自然のど真ん中に湧く温泉なのです。 ちいさな湯船がありますが、普段は温泉が流れています。木の栓が置いてあるので、これで栓をすると15分くらいで湯船が満タンに。 最高です。温泉の成分はよくわかりませんが、最高です。日本のどんな秘湯よりも、秘湯だと思います。 風呂に入ってマッタリとしていると、この山行で初めて同じ幕営地にテントを張る人を発見。 え?と思いつつ、英語で「日本語しゃべれるの?」と聞くと、英語で「もちろん」との返事。なんだ、日本人か・・・(苦笑) いろいろ話してみると、おなじ大学4年生、おなじ卒業旅行で、住んでる場所もすぐ近く。 結局彼とは、この後下山まで行動を共にすることとなる。 この彼、登山+フライフィッシング目的で山に入ったそうだが、ここのカーンリバーではここでしか獲れない「ゴールデントラウト(金鱒)」が居るらしい。 う、旨い・・・ 大自然の真っ只中で、登山して、温泉入って、フライフィッシングして、焚き火して、ウイスキー飲んで・・・あと何か足りないものありますか?
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【9月12日(月) Kern Hot Spring〜ジャンクションメドウ(Junction Mdw)】 今日はKern hot springからジャンクションメドウまで、川沿いの平坦なルートを歩くだけ。休養日のような感じ。 ほとんどアップダウンの無い道を行き、昼ごろに目的地ジャンクションメドウに到着。ここから1000m標高差のある次の幕営適地まで歩けないことも無いが、休養日と割り切ってしまっているので、歩く気ナシ。 この日も1時間遅れぐらいで行動してた彼が到着後、フィッシング→焚き火の流れ。温泉こそありませんが、最高なことには変わりありません。
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【9月13日(火) ジャンクションメドウ〜サンディメドウ(Sandy Mdw)】 今日は今まで歩いてきたハイ・シエラ・トレイル(high
Siera Trail)から、標高差700mを登って噂に名高いジョン・ミュア・トレイル(John
Muir Trail)に合流する予定。 ルートがキチンと整備されており、大きな段差は一切無く、歩きやすいルートが続くのだが、その分距離が長い。かなり。 結局この日は目標としていたCrabtree Mdwまで行くことが出来ず、その手前のSandy
Mdwにてビバーク。 水場は、ちかくの沢(といっても草原に埋もれていて、水音を頼りに探し出す。きれいな沢なのだがいちおう煮沸)。
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| 9月14日(水) サンディメドウ〜ホイットニー山(Mt.Whitney)〜コンサルテーションレイク(Consultation
Lake)
昨日は目的地まで行かずに楽をしたので、この日は遅れを取り返そうと気合の入る一日。 そんなわけで、朝1時過ぎ(朝というより、夜ですね。)に起床。3時出発とする。 昨日泊まる予定だったCrabtree Mdwへは2時間程度で到着。当然、まだ真っ暗。 標高が11530フィート(約3500m)を超え、左手にMt.Whitnyの大きな壁が見えてくる。 hitchcock lakeを過ぎたあたりから、いよいよ急な登りが始まる。標高が13480フィート(約4100m)を超え、歩きやすいルートだが息が切れる。 岩陰にザックをデポし、軽い身になっていよいよ、クライマックスであるMt.Whitnyへ。 空身になってからおよそ1時間程度で、ついに山頂に到着!標高14496フィート(4418m)。 ↓ 山頂にあるプレート。標高14496feetと書いてあるのが読み取れます。 山頂におよそ1時間ほど滞在し、下山を開始する。 ↓ Trail Crest から見た、Mt.Whitnyの東側(下山側)の壁。かなりの標高差です。 Trail Crestからザックを背負って歩き出すが、朝の1時起きが原因か、それとも標高による高山病が原因か、 テント予定地のConsultation Lake(コンサルテーション
レイク)までは99switchbackと呼ばれる、日本風に言えば ようやく夕方4時過ぎにテント場に到着。これまであまりルート上に人を見かけなかったが、さすがに1泊2日で登れるこのルート(東側からのルート)には 明日は降りるだけ。何が食べたい?何をしたい?今日は頑張ったな〜・・・
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| 9月15日(木) コンサルテーションレイク〜ホイットニーポータル(Whitny
Portal)
夜はかなりの冷え込みとなる。 ↑ 昇る太陽に照らされたMt.whitnyの壁が金色に染まる。 今日はややゆっくり目に出発。下山口のホイットニーポータル(Whitny
Portal)までは2000m近い下り。 ハイペースで4時間ほど下り続け、ようやく下山口に到着!下界のにおいがする。1泊2日で山頂を狙う登山客が多い。(日本人ツアーもかなりいた) この後、近くのローンパイン(Lone
Pine)という街のモーテルに泊まり、翌日再びグレイハウンドのバスでLAに戻りました。 後編(レンタカードライブ1週間の旅)はまた後ほど!拙い文章で失礼しました。。。 |